← 記事一覧

PRIMARY-SOURCE ARTICLE

JVCEA利用者財産管理規則:分別管理体制の一次資料

Fact(確認できる事実)

  • JVCEAの「暗号資産交換業に係る利用者財産の管理等に関する規則」は、2018年7月30日に制定され、2026年6月29日の一部改正を経て、同年7月1日に施行された現行規則です。
  • 第1条は、利用者から預託される金銭及び暗号資産の適切な管理、流出等のリスクへの対応、利用者財産の保護及び利用者からの信頼向上を目的として掲げています。
  • 第2条は、利用者財産及び履行保証暗号資産を関係法令等に従って分別管理し、分別管理業務を経営上の最重要事項と位置付けて必要な体制を整備することを定めています。
  • 第3条から第6条までは、社内規則、責任部門、職務分掌、契約への明記及び分別管理監査への対応を定めています。

Summary(要約)

一次情報の範囲を超えない具体的な要約を、確認の補助として表示します。

  • JVCEAはこの規則により、暗号資産交換業を行う会員が利用者から預託を受けた金銭・暗号資産を適切に管理し、暗号資産の流出、消失又は不正利用等のリスクへ対応するための義務を定めています。規則の目的は、利用者財産の保護と暗号資産交換業に対する利用者の信頼向上です。
  • 第2条は会員に対し、利用者財産を自己の金銭・暗号資産から分別することと、履行保証暗号資産をそれ以外の自己の暗号資産から分別することを義務付けています。会員は、これらの分別管理業務を経営上の最重要事項と位置付け、適正かつ確実に遂行するための体制を整備しなければなりません。
  • 第3条は会員に対し、分別管理業務の執行方法・手続、記録の作成・保存、職務分掌、担当者用マニュアル、残高不一致等への対処、取締役会等への報告、内部監査・外部監査及び第三者へ委託した業務の検証を含む社内規則の制定を義務付けています。
  • 第4条は会員に対し、分別管理業務の責任部門を設け、適性を確認した役職員を適切に配置することを義務付けています。会員は受払担当者と照合担当者を兼務させず、事故・不正行為等の防止に必要な担当者交代等の措置を講じなければなりません。関連法令等に関する教育研修と業務指導については、実施に努める義務があります。
  • 第5条は会員に対し、利用者財産の具体的な分別管理方法を利用者との契約に明記して同意を得ることを義務付けています。第三者に暗号資産を管理させる場合も、その旨を契約に明記し、利用者の同意を得なければなりません。
  • 第6条は会員に対し、分別管理監査へ対応する社内体制、重要な指摘を取締役会・監査役会等へ遅滞なく報告する体制、指摘事項を遅滞なく改善する体制を整備することを義務付けています。内部監査部門は改善状況を把握・検証し、会員は監査基準日から4か月以内に公認会計士又は監査法人の報告書を管轄財務局へ提出しなければなりません。
  • JVCEAは2026年6月29日にこの規則を一部改正し、同年7月1日に施行しました。JVCEAの公表は、この改正を規則の不備を是正する軽微な修正と説明しています。規則本文に加え、関連ガイドライン及び分別管理監査のチェック項目も別資料として公表されています。

Commentary(解説)

背景や論点の解説です。人による確認を終えた内容だけを表示します。

Commentaryは現在公開されていません。

Practical Impact(実務影響)

一次情報をもとに、対象・重要度・対応要否の観点で実務上の影響を整理します。

  1. 対象
    暗号資産交換業者、JVCEA会員、コンプライアンス担当者、システム・リスク管理担当者、監査担当者
    重要度
    対応要否
    影響度要確認
    影響範囲
    広範

    内容

    JVCEA会員では、分別管理に関する社内規則、担当部門、職務分掌、記録、残高不一致時の対応、契約記載及び監査対応を現行規則と照合する必要があります。2026年6月29日改正は同年7月1日に施行されています。改正箇所の業務影響は、新旧対照表及び関連ガイドラインを用いて個別に確認する必要があります。

更新履歴(1件)
  1. 要約・表現の見直し

    Summaryの表現を見直し、規則上の義務主体、求められる行為及び読者向けの確認案内を明確化しました。結論及び参照する一次情報に変更はありません。